お知らせ

*あったかトーク@子ども食堂大交流会*

2019.03.11

「子ども食堂」の名付けの親と言われている「気まぐれ八百屋だんだん こども食堂」の近藤博子さん(東京都大田区)をお迎えし、滋賀の子ども食堂に関わる方々が集い交流を深める「みんなあつまれ!子ども食堂大交流会」を開催しました。
交流会プログラムの一つ、近藤さんと滋賀の実践者が子ども食堂への想いを語り合う「あったかトーク」から、心温まるメッセージを紹介します。

*近藤さん*のあったかトーク
 *「気まぐれ八百屋だんだん こども食堂」近藤博子さん
 2012年夏に東京都大田区で「こども食堂」を始め、子ども食堂の名付け親といわれています。
3児の母で歯科衛生士。「気まぐれ八百屋だんだん」では子ども食堂の他にも子どもの学習支援や地域の交流の場などを日替わりで実施されています。

■ きっかけは、週末限定の宅配八百屋でした
2008年、歯科衛生士だった私は縁あって週末限定の宅配八百屋をはじめ、その後「気まぐれ八百屋だんだん」を開店しました。八百屋に来るお客さんを通じて、これまで知らなかった地域の様子が見えてきました。

自分の子どもが勉強が苦手で、知り合いの教員OBの方に相談したら勉強を見てくれることになり、それなら他の子も一緒にと、「ワンコイン寺子屋」をはじめ、その後、無料の学習スペースを提供する「みちくさ寺子屋」を始めました。そこで私はおやつの担当になり、食べ物は人の心を和ませる力があると感じました。

2年が経ち、近所の小学校の先生から「シングルマザーの家庭で朝晩のご飯がバナナ1本の子がいる」という話を聞き、切ない気持ちになったことを記憶しています。そこで「この八百屋であったかいご飯をみんなでわいわい食べたら、元気になるんじゃないか」と、知り合いに声をかけて始めようとしましたが、すぐには始められませんでした。

1年後、その家庭の子どもが児童養護施設に入ることになったという話を聞いて、何もできなかったことをすごく後悔し、2012年に見切り発車ではありましたが、「気まぐれ八百屋だんだん こども食堂」を始めることにしました。



■  「気まぐれ八百屋だんだん こども食堂」はこんなところ!

メニューは当日に決めるようにしています。八百屋にあるもの、いただきものでできるもの…それはどの家庭の食卓でも同じですよね。
また、さまざまな事情で参加費を払えない子もいます。そこで試行錯誤をして、300円で隔週開催から、100円で毎週開催に、そしてワンコインで利用してもらうことにしました。ワンコインは1円でも5円でも、日本円じゃなくても、おもちゃのお金でもいいので、中の見えない貯金箱にコインを1枚入れてもらうんです。

■ 子ども食堂に来る理由は、100人いれば100個ある。

 忙しさや嫌なことをふっと忘れられるのが子ども食堂なのかなと思います。大事にしているのは、困りごとが深刻になって黄色や赤信号になる前に「助けて」と言える雰囲気づくりと、「自分たちにできないことはできる人につなげる」というネットワークづくりです。大人がつながること、そしてその姿を子どもたちに見せることも大事だと思っています。
 子ども食堂に来る理由は、100人いれば100個あります。その理由を私たちがジャッジする権利はありませんし、来た人みんなを受け入れることがよいと思っています。
 大きなことはできませんが、まずは目の前の人の困りごとをどう解決しようかと考えることが、一つひとつの活動につながっています。
 子どもや地域の人の笑顔が真ん中にある地域づくりのために、どんな人にも何かしらできることがあります。そうやって子ども食堂をみんなの活動にしていけたら…。そのためにも、一人ひとりが気づくこと、そして気づける場所がたくさんできることが大事だと思っています。

*「みんなあつまれ!子ども食堂大交流会」の様子はこちらから!

© 2017 子どもの笑顔はぐくみプロジェクト
《滋賀県社会福祉協議会》

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